2013年04月21日

感覚の鈍さ

人間はおおよそ、目で見なければそれを信用できないという人が殆どだ。

しかし、目ほど信用ならない器官はない。


例えば、3Dの映像で自分に向かって高速で飛んでくるものから逃げてしまうし、絵画で立体空間と平面すら区別がつかないこともある。

また、お寿司の形をしたデザートを見破ることも出来ないし、店頭のサンプルが本物か作り物かもわからない。


目とは結局そんな程度だ。


だが、現代人は特に、この「目」に絶対的権力を与えて、脳そのものの実権を握らせ、もはや独裁国家かのような思考を抱く。

目で見えないものは事実ではないし、違うと信じようとする。



私がよく行う方法だが、首のミスアライメントが原因で、膝が引っ掛かっていた方がいたとしたら、その人の首を調節しながら「膝に何か感じますか?」と聞いてみる。するとおおよその人は「・・・い・いやあまり・・」と答える。


そういう人には、やる前の膝の運動範囲を調べて、術後に改善していることを「目」で確認させるとよい。


しかし、更に上手の人がいる。


目で見ても「いや、あまり変わっていないような・・」という人だ。


これは一大事である。


何せ、数センチは運動範囲は広まっているにも係わらず、分からないというのだ。それも、私の膝ではない。ご本人の膝なのにだ。


感覚器官の鈍化、つまり不感症である。


そういった人に限って、マッサージに通う習性がある。そして「そこ・そこ・・もっと強く」と言う。

ここまでくると、一体何のためにそこに行っているのか疑問に思う。



そういった失われた感覚を取り戻すために、オススメの方法がある。


目を閉じて、仰向けになって寝て、身体の空間的位置感覚を感じることをするのだ。

「手を感じ、その手が足や胴体、頭とどの程度の空間的距離を持っているか」を感じることをする。


そして、できるだけ目以外の感覚を研ぎ澄ますのだ。


暖かい・・・冷たい・・・くすぐったい・・・ジンジンする・・・


何でもいい。何しろそれが実際にどうなっているかなんて、目で確認する必要がないのだから。



発展すると、「どのように体を動かしたら楽なのか」という感じまでわかる様になってくる。



毎日こういったエクササイズで、体の感覚を研ぎ澄ますといい。目という独裁者から一時的に体の感覚器官を解放してあげるのだ。












posted by 青山整体GEN流院 at 19:20| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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